2週間のお休みをいただきまして、
「大学選びの秘訣」も新たなスタートです。
今週から1月まで14回に分けて、
大学の選び方をテーマに語っていきます。
第1回目は、
「なぜ大学を選ぶの?」
という話です。
例えばランチに行く時。
そこまで極端にはこだわりませんよね。
いつも行くお店が決まってるとか、
社員食堂があるとか、
コンビニでお弁当を買ってくるとか。
ですが、
気になる女の子を初めて食事に誘うとか。
今はやりの女子会を開くとか。
そうなると違ってきますよね。
ぐるなびで必死になって探したり、
フレンチとイタリアンで悩んでみたり、
ついには下見に行ってみたり。笑
デートや女子会ですらそこまで手をかける。
対して留学。
会社を辞めて、
1年という時間を費やして、
ザックリ100万円というコストをかける。
デートや女子会以上に手間をかけて当然なんです。
では、
何のために大学を選ぶのか?
大学を選ぶことでどんなメリットがあるのか?
つまり、なんで大学を選ばなきゃならないのか?
大きく3つあります。
★留学する大学によって、得られる成果が変わる
★留学に求めるものは人によって違う
★同じ大学でも人によって向き不向きがある
一つずつ詳しく見ていきましょう。
★留学する大学によって、得られる成果が変わる
例えば、学費など他の条件が同じだとして、
次の2つの大学、
あなたはどちらを選びますか?
A大学…学生の7割が日本人で、1クラス25人
B大学…日本人は1割足らずで、1クラス5人
言うまでもないですよね。
A大学では授業中に日本語が飛びかいます。
しかも1クラス25人。
発言機会は減りますし、
分からないところを質問しにくい。
それに対してB大学。
日本語を使う機会なんてほとんどないですし、
授業中はジャンジャン発言できて、
分からないところをドンドン質問できます。
中国語習得という成果を得られるのは、
圧倒的にB大学です。
どこに留学するかで得られる成果が違ってくる。
留学先をしっかり選ぶことで、
より成果を得やすくなる。
だから、
留学する大学は必死になって選ぶべきなんです。
★留学に求めるものは人によって違う
「中国留学に求めるもの=中国語習得」
うん。
それは確かにそうでしょう。
一般論としては正しいです。
けどね、
実はそこまで単純じゃないんです。
例えば大学生が留学する場合。
確かに中国語習得が大きな目的でしょう。
でも同時に、
他の国の人と国際交流をしたいとか、
せっかくだから中国国内を旅行したいとか。
そういった+αの要素も強く出てきます。
そうなると大学を選ぶ際も、
●留学生の国籍がバラエティ
とか、
●国内旅行の交通の便が良い
とか。
+αの条件も出てきますよね。
これに対して社会人が留学する場合。
社会人の留学にとって、
中国語習得は大きな目的です。
ですが、実は、
最大の目的ではありません。
社会人留学の究極の目的。
それは「再就職」です。
であるならば、
●HSKなど資格を取りやすい
●再就職先を探しやすい
といった条件も出てきます。
さらに、
「起業」という形での再就職を考えているならば、
●人脈を作りやすい
なんて条件も出てきます。
ね。
大学生と社会人という違いだけで、
大学に求める条件がまったく違ってくるでしょ。
さらにさらに、
定年退職したご夫婦が留学される場合。
はっきり言って、
HSKなんてどーでも良いですよね。
海外生活すること自体が目的であり、
中国語の習得なんて重要じゃないかもしれない。
いろんな国の若い人と一緒に机を並べ、
学生気分を味わいつつ、異国で暮らす。
そのこと自体に価値がある。
となると、大学に求める条件も、
●気候の良いところ
●自炊ができる2DKタイプの寮
●日本人ドクターのいる病院のある都市
こんな条件が出てくるわけですよ。
留学する人によって、
留学に求めるものは違います。
求めるものが違う以上、
大学に求める条件も違ってきます。
にもかかわらず、
「中国留学するなら、
なんといっても北京語言大学ですよ~♪」
誰に対しても、
語言と復旦と北京師範をお勧めする。
ありえないです。
極論すれば、
お客様が100人いらっしゃるなら、
100通りのお勧めの大学があるんです。
それをお客様に適切にご提案する。
提案するためにはベースとなる情報量が必要です。
なので、情報収集に最大の力を注ぐ。
それがプロの留学カウンセラーです。
(と、私は思ってます。)
★同じ大学でも人によって向き不向きがある
例えば、
「日本人がいると、どうしてもつるんじゃう。
どうしてもピシッと断りきれない。
気がつくと、いつもみんなでクラブに行ってる。
そんなふうな留学になるのが心配。」
子供じゃないんだからシッカリしろよ~
と思いつつ。
まぁ、確かに断りきれない人もいるでしょうから。
そういう方には日本人ゼロの大学をお勧めします。
けど、
「ゼロはキツイよなぁ。
普段は一線を引いて適度な距離を保つけど、
たまには日本人同士で飲みに行きたいし。」
と、おっしゃる方も実際にいらっしゃいます。
日本人ゼロという大学が、
ある人にとってはベストチョイスであっても、
あらゆる人に対してベストとは限りません。
「生活面が便利で、
日本と同じような生活をしたい。」
迷う余地一切なしで上海の大学です。
でも、
「都会は苦手。
小さな静かな町で勉強したい。」
そんな人にとって、
上海は悪夢の街です。笑
もう一度3つのポイントを見てみましょう。
★留学する大学によって、得られる成果が変わる
★留学に求めるものは人によって違う
★同じ大学でも人によって向き不向きがある
やっぱり大切なんです。
大学選びって。
どの大学を選ぶかで、
留学で得られる成果の半分は決まる。
そう言っても言いすぎじゃないと私は思っています。
もうしばらくすると、
留学仲介業者のホームページに、
「春学期お申込み受付中!」
「早めにお申込みを!」
というコピーが並び始めます。
はっきり言いますが、
無視してください。
確かに、大都市部の一部の大規模校では、
早めに申込まないと寮が満室になります。
ですが、そんな大学は全体の数%です。
中国全土で十数校だと思います。
それ以外の大学は、
12月でも間に合います。
11月中に申込めば余裕で間に合います。
留学の成果を決めるのは、
一にも二にも大学選びです。
会社を辞めて、
半年、1年という時間をつぶし、
年間100万円という大金を費やすんです。
何が何でも成果を得て、
新たな人生をスタートさせるために、
ジックリたっぷり時間をかけて、
納得いくまでベストの大学を選ぶべきです。
どこに留学するかで得られる成果は変わります。
全力で大学を選んでください。
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【今週のまとめ】
1) どの大学に留学するかで得られる成果は変わる
2) 人によってベストの大学は異なる
3) 大学選びに十分な時間をかけるべし!
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